「小さな旅」シリーズ 1️⃣ 第一回 湯河原

来年の夏以降は家での暮らしが始まります。ゆうが東京に出てきて、気づけば40年。2005年~2010年、そして2015年~2018年の約8年弱を大阪で過ごした以外は、ずっと東京暮らしでした。けれど、東京近郊なのに足を運んだことがない場所がまだまだ多いことに今さらながら気づかされました。(鎌倉や江ノ島など、この40年で一度も訪れていない場所も…❗️😅)

そんなわけで、これから、気の向くまま「小さな旅」を楽しんでいくつもりです。

第一回 湯河原

11月(金)快晴

広島へ向かう家族を新幹線乗り場まで見送り、そのまま踊り子1号に乗車。多摩川の橋の上で京浜東北線の車両トラブルの影響を受けて電車が急停車。幸先が悪いなぁと思いつつも、停車したおかげで、雪をまとった富士山を車窓からじっくり眺めることができました。

電車は13分ほどの遅れで湯河原に到着。平日だから空いているだろうと踏んでいましたが、思いのほか人が多い…。元気に旅を楽しむご年配の方がたくさんお出かけされているんだなぁと実感。私もその仲間入り…。🚌で「こごめの湯」へ向かいます。バスも意外と混んでいました。

「こごめの湯」は、入場料1100円、タオル希望者はプラス200円。素朴な雰囲気ながら清潔で居心地が良い施設でした。露天風呂の眺めは控えめですが、とにかくお湯が気持ちいい。広い湯船で家族に教わった足のマッサージを念入りに。今回の温泉旅の目的は、冬になると重く感じる足の血行不良を少しでも改善すること。すると、露天風呂の屋根にコトコトと音が…。松ぼっくりが落ちてきているようでした。

30分ほど湯に浸かってから2階の休憩室へ。身体は芯からポカポカ。窓からの眺めも素晴らしく、色づく山々を楽しみながら、駅のコンビニで買った地元紙を読んでゆったり。

帰りは下り坂で歩道も整備されているため、そのまま徒歩で駅方面へ。途中、古いお地蔵さまに手を合わせたり、ニューウェルシティーホテルに立ち寄り温泉まんじゅうを購入。売店の方が実に丁寧で、ちょっと感動しました。「いずみの湯」という露天風呂は日帰り入浴もでき、駅から無料のシャトルバスもあるとか。これも良さそうです。さらに、昔ながらのクリーニング店(かつて衣料品も扱っていたのかな?)の店先で鮮やかなみかんを発見。控えめな雰囲気のお店の方から300円で購入。

そのまま歩いて五所神社⛩️へ。樹齢800年の楠に圧倒されました。楠といえば、小学校高学年の頃の学級新聞のタイトルが「くすの木」だったっけ。この神社のすぐそばを新幹線が通っているので、次に乗る時はぜひ車窓からこのあたりを眺めたいところです。

Googleでチェックしていた「鮪屋」で遅めの昼食。お客は✴︎私✴︎だけ。天然物の鮪を出すと評判の店だけあり、店主さんが「うちは全部天然物。養殖の味とは違うよ」「医師も車で食べに来る」「テレビの取材も断ってる」と、なかなか熱く語ってくれました。やや話が大きい感じもしましたが、出てきた鮪二色丼は確かにおいしい。2700円。地元で天然鮪を手頃に出す店を見つけている身としては、話半分に聞きながらも美味しくいただきました。女将さんは昔、別府で暮らしていたことがあるそうで、湯河原の温泉事情についてもいろいろ教えてくれました。こういう会話を楽しめるのも、旅の醍醐味ですね。

その後、こちらもGoogleでチェック済みの菓味村製菓で、きび餅(簡易包装)と胡桃最中を購入。きび餅は帰りの電車のお供に😋。駅へ向かう途中で「焼肉 京城苑」という店名を確認。ここも良さそうです。予定より早めに着き、14:39発の普通電車で帰宅。グリーン車の2階席から見た相模湾の景色がすばらしい。

帰宅後に食べたクリーニング店の🍊が、今シーズンで一番の美味しさ❗️⤴️👍 行き帰りの車窓からも柑橘の実りが見えました。山があり、海があり、温泉があり、そしてみかん。どこか故郷の大分を思い出させる風景で、和歌山や南紀を訪れたときと同じような親しみを感じました。また日帰りで再訪したいと思います。そのときは、今度こそ「なごみの湯」に行って、別のお店でランチを楽しみたいです。

おしまい

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