
チムールの生まれ故郷、シャフリサーブスへ。普通の乗り合いタクシーで行こうかと思っていたけど、アヤシイ運転手さんたちがわーっと群がってきて連れて行ってやるぞー、いくらだ、いくらだと取り囲んで来てなんか信用できない感じ。2時間もかかるし、車は相変わらずやばそうだし。しかも、かなりの山道らしい。ということで、ホテルに信用できる運転手さんをお願いすることに。行く道の山はとても急な坂道で、死んだら故郷に葬って欲しいといっていたチムールを冬で山が越せなくてサマルカンドに葬ったというのがよくわかるような山だった。山は茶色でざらりとした風景。シャフリサーブスも、サマルカンドのような立派な建築物があったらしい。しかし、それらは殆ど破壊されてしまった。シャフリサーブスでは、チムールが自分で作った、入る予定だった墓を見た。本当にこじんまりしてシンプルなものだった。諸行無常、みたいなことを感じてしまう。イスラムなんだけど。
ここにも大きなバザールがある。チムールの像がある公園では2組の披露宴が行われていて、そのほかにも記念撮影している結婚式のグループが沢山来ていた。チムールは国民のヒーローだ。
帰り道、100キロ以上で走っていたら、急にロバみたいな動物が2頭車の前に飛び込んできた。かなり危なかったが、間一髪でドライバーさんはよけてくれた。本当に巧みなハンドル捌きで、しかも助手席にいた自分を抑えてくれて、ブレーキを上手くかけながら砂地に横滑りして、なんとか事故にならずに済んだ。私だったら、ぶつかっているか、スピンしているなあ。本当にありがたかった。
サマルカンドのネットカフェはなんとなく暗くて入りづらいムードだったけど、今日はメールをチェックするか。ということで入ると、ゲームをしている男の子たちのたまり場になっている。みんな死んだ目をしてヘッドフォンつけて夢中でゲームしている。中には、エッチ・ゲームをしている子供もいる。いいの?というか無法地帯になっている。みんなのゲームは画像もきれいだしグラフィックもいいからPCそのものはいいんだろう。しかし、通信整備がなされていないようで、インターネットは非常にスローだ。日本のニュースを見ようとしたら写真がついてたりして、なかなかページが開かなくて、いらいら。それでも、サマルカンドの街角から日本の情報を手軽に見ることが出来て、メールのやり取りも簡単に出来る。しかもコストもとても低い。ここにいる子たちだって、ロシア語のニュースや最新のファッションなんかをほぼリアルタイムで見られるわけだ。やっぱり、ネットはすごいなあ。

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