タシケントは広い

2005-10-29 14:51:30 | 旅行

デジタル時差ぼけで4時くらいに目が覚める。突然早寝早起き人間になる。日本に帰ったときがつらいんだけど。ラマダン中だし、日中はあまり食べないのかも、だったら、夜明け前の今頃みんな食べているのかなあなどとつらつら思いつつ、7時過ぎに食堂へ。しかし、フツーのビュッフェ形式の朝食だった。他の宿泊客は多分ウズベキスタンの人が多い。けど、みんなばくばく食べている。朝食は粉物のオンパレード。ウズベキナンにクレープ、クッキー。それにサラミ、ハム、チーズ、ヨーグルト。果物が美味しいという評判どおり、なしやりんごが甘くて美味しい。杏のコンポートなんかも美味しい!ジュースも。

とりあえず、ホテルから大通りを通って旧市街チョルスーまで歩いてみた。かなり社会主義チックなんだなー。道路がやたらと広いし、建物も巨大で飾りっけない。通り行く人々は期待通り色んな人がいる。ロシア人っぽい人から日本人かなってふと思うような人、インドやイランっぽい目がパッチリした人。博多人形のような男の子もいた。顔は博多っ子で肌は真っ白。目がきりっと涼やかで。車はばんばん通っているし、道もちゃんと整備されてきれい。あまり歩行者向けに整備されてはいない。特に、横断歩道を渡る時は、明らかに殺意を持ったような車が沢山いて怖い。人が道を渡り始めたとたんアクセル踏み込む、みたいな。

チョルスーは大きな市場。服、食べ物、靴、髪飾り、日用雑貨品、テープ(CDはあまりないようだ)などなど。歩いても歩いても市場は続く。ここまでかな、って思うと、また変な小路に入ってその先にもっとでかい市場がある。ここでも、本当にいろんな人がいるという印象。にんじんキムチみたいなの売ってたり、韓国製の革ジャケットがあったり。日用品は中国語が書いてあるようだ。

市場の脇ではチャイハナやレストランがずらり。大きな釜でにんじんと肉とで炊くピラフのようなプロフが湯気を立ててるし、シャシリク(牛肉、羊肉、ミンチ等の串焼き)を並べた炭火焼のグリルはもうもうと煙を上げている。みんながんがん食べているし、ラマダンでもこんな調子か、と拍子抜け。

今度は地下鉄に乗って新市街へ。地下鉄がレニングラード程ではないけれど、そんな感じの豪華な装飾がある駅。かなり深いし。でかいし。駅名がロシア語とキリル文字のウズベキ語とアルファベットのウズベキ語で表示してあり戸惑う。ドア閉まるのが激しすぎ!ここでも殺意を感じた。、、、。発車前の駆け込み乗車は危険です、なんてアナウンスは流れない。ただ、ガッシャーンと勢い良くドアは閉まる。

両替してみた。いくらくらい必要になるか、スム払いとドル払いの仕分けとか分からないから、とりあえず、200ドル両替することに。そしたら、1000スムと500スムですっごいでかい札束になってきた。レートは日本円で換算してちょうど100円=1000スムくらいだった。1ドル=約1170スム。瓶のコーラを飲んでみた。200スム。地下鉄は165スム。

今度は新市街を歩いてみる。帰りにもまた来るから、ただ気ままに散歩。木の葉が黄色くなっていてとてもきれいだ。あちこちで箒で枯葉を掃除している。乾燥していてすごい砂埃で、掃除している周りはすごいことになっていた。とにかくだだっ広い。人が沢山行きかう。バスもぎゅうぎゅう詰めで皆どこかに出かけている。土曜日というのにみんなどこに行っているのかな?ブロードウェイと呼ばれる通りに出た。出店が沢山出ていて、お祭りっぽい感じ。綿菓子屋とか似顔絵屋とか出ていて、家族連れや若者で一杯。

帰りにホテルの近くのシャシリク屋でいくつか串焼きを買う。お店の兄ちゃんはおー旅行者だーって感じで色々ロシア語で話しかけてくる。全くロシア語が分からないながらも、ミンチとチキンが売りのようだった。ビーフとかマトンというと、チキンは?チキン?と一生懸命勧めてくれる。で、いくつかをテイクアウト。ウズベキナンをお皿にして肉をのせて、生たまねぎとオイルをどーっとかけてくれた。ホテルの周りは電灯全くなくて、真っ暗なので、なんとか明るいうちに帰ろうと急ぐ。ホテルで食べたミンチはとっても美味しかった。串焼き3本で1300スム。ナンも1枚丸まるついて。

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