
朝食はなかなか美味しい。アゲパンやカップケーキなど、やはり粉物多し。ミルクが美味しくて、普段は水っぽいパック牛乳はそのままでは飲まないけど、なんだかごくごく飲んでしまった。その他にもヨーグルトドリンクもあって美味しい。
ヒバ行き飛行機に乗るまで朝ちょっと時間があったから、ホテルの周りを散歩してみた。中級ホテルが集まったエリア、ということだったので、もっと、旅行者向けというか観光者向けのムードがあるのかと想像していたけど、この辺は住宅街のど真ん中という感じ。普通のレンガ積みの家があって、子供たちが周りで遊んでいて、おじいさんたちがなんかおしゃべりしている、という光景。ホテルもさりげないというか住宅街に溶け込んでいる。そこから大通りに出れば、ウズベキ航空のおっきな建物があって、周りに観光関係のオフィスがあったりして、想像していたような雰囲気だけどね。
時間になったので、飛行場までタクシーで。2500スム払えとタクシーを呼んでくれたホテルの人に言われる。だいたい現地の人で1500くらい、外国人だと3000くらい、夜飛行場に迎えに来てもらったらそれ以上、なんてどこかに書いてあったから、妥当なのかなと。
チェックインカウンターのおじさん、これまた陽気なロシア語で色々話しかけてくる。たばこ吸いながら。日本ではたばこ吸いながらボーディングパス切る光景なんてないから、ちょっと瞬き。飛行機はかなり小さくて古かった。20人くらい乗っていた。39$プラス手数料5$。日曜日に出たかったから日本から手配していたからねー。窓から見える風景はかなり面白かった。砂漠。茶色い山。乾いた土地。
ヒバに到着。うわーっと荷物持ちやさんやタクシーやさんが取り囲む。トロリーバスでのろのろ風景でも楽しみながらヒバに向かおうと思っていたが、乗り場が見えない。飛行場の人も片言の英語で少なくともバス乗り場まではタクシーしかないと言う。ガイドを見ると歩いてでもいけそうな印象だけど、方向すらわからん。団体旅行のフランスの旅行者たちがピカピカのバンに乗り込みながら、かわいそうね~ってな眼差しをこちらに向けている。。。ちょっと迷ったがここはタクシーを使うことに。8$でヒバまで行くという元気のいいおじさんにお願いすることに。かなり古い車。後ろが日よけで塞がっているし、サイドミラーもあらぬ方向をむいている。しかし、とばすとばす、反対車線に入ってのろい車は抜いていく。とても怖かったよー。ヒバまでの道の両側には綿花畑が広がっている。
城壁が見えてきた。ヒバに到着。とりあえず、適当にホテル名を告げてそこにつけてもらう。しかし、このタクシードライバーが結構しつこく、明日は何をするのだ、いつブハラに行くのだ、タクシーいるだろう、明日は何時に来ればいい?と英語の単語で言ってくる。まだ、決めてない、と言っても分かってくれず、ブハラは明日?あさって?と繰り返して離れてくれない。わざわざ、そんな日程なんて決めずにふらふらするのを楽しんでいるのだ。ちといらいらして、絶対タクシーは使わないからさようなら、といって、逃げるように部屋に入ってしまった。
と、あせってしまって部屋を確認せずに、部屋に入ってしまった。いつもなら部屋を見てから宿代を再確認してから決めるのに。気に入らなかったら変える事も出来たのに。案の定、シャワーのお湯は出ない、シャワーのホースはちぎれかかっている、部屋は埃だらけでいつ掃除したの?という状況。。。ベッドの布団はなんだか、しっとりというかねとっとしているし。古くてぼろいのは我慢できるというか、逆に味があって好きだけど、衛生面が悪いのは良くない!
お湯はいつから出るのか、と聞いてみるとセブン!という答え。工事中というジェスチャー。うーん、7時から出るのかなあ。夜になっても出なかったら、また訴えなくちゃいけない。こりゃ、あらら、だったなあ。
仕方ないから1泊はして、明日他の所にうつろうと思う。とりあえず、もう午後だし、今日は地図見たりせずに、町を気ままにぶらぶらしよう。で、歩いているとバザールに出た。これまた広い大きいバザールだ。果物や野菜が豊富。肉は解体しつつ売っている。血だらけで体は吊ってある。日用雑貨も細々と色んなものが売っている。食器や家具も。種類は少ないかなあ。同じものを売っている店というかブースが何軒も並ぶ。みんなどうやって何処で買うかを決めているのかな。ヨーグルトやチーズは自家製っぽいものを売っている。ヨーグルトはねりねりしていて、もったりしている。
ちょっと感じの良さそうなB&Bがあったので、中を見せてもらった。安くてきれいで感じがいい。場所もいいやん。おお、こっちがいい。明日部屋空いてるかな?と聞くと、今泊まっている所はだめなの?と聞かれたから、お湯が出んでねー、あまりきれいやないしーと伝えた。それから、今泊まっている宿に戻ると、宿の主人が出てきて、君が行った所はボクの友達でねー、連絡があって君が困っているって聞いて直しておいたから!と言ってくる。それから、お詫びに夕食も込みにしたから6時以降に食堂に来てね、ということになった。部屋に戻ると、シャワーのホースは取り替えられているし(!)、お湯も出るし、ストーブが入っていた。あまり人の所で自分の泊まっている所を悪く言うのは良くないけど、今回は良い結果になった。
食事は羊肉のミンチが入ったマントゥ、ハーブやミントが入ったトマトのサラダ、ヨーグルト、ウズベキナン、パン、りんご。中国茶が欠かせない、グリーンティ、コクチャイ。面白い取り合わせ。他にウズベキ人の高校生(?!)の団体が泊まっていて、彼らの食事振りを見ているのも面白かった。みんなナンをばくばく食べる、本当に量が多い!

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