青物横丁の駅からすぐ、長年地元に親しまれてきた洋食屋「ティンカーベル」は、いつ訪れてもどこかほっとするお店だ。
店内に一歩入ると、外の夏の日差しとは対照的なひんやりとした空気。照明は落ち着いていて、ほんの少し目が慣れるまで時間がかかるほどだが、それもまたこのお店らしい。昔ながらの山小屋風の内装が、時間の流れを少しゆっくりにしてくれる。
今日いただいたのは、定番の「ポークステーキ&カニクリームコロッケ」のランチセット。たっぷりのデミグラスソースがかかり、ボリュームは申し分なし。しっかりと揚げられた衣のコロッケは、やや硬めの食感で、前回訪れた時と少し印象が変わったようにも思った。
ただ、個人的な嗜好もあって、舌にヒリヒリ感を覚えてしまい、どこか薬っぽい味を感じてしまった。素材の風味をダイレクトに感じられる料理が好きな自分としては、少し重く、塩気も強めに感じた。とはいえ、おいしいのは間違いないし、人気がある理由もよくわかる。食後のコーヒーも付いてくるので、満腹のあとにゆっくり一息つけるのも嬉しい。
夜のティンカーベルも何度か訪れたが、実はデザートがとてもおいしい。次回は、ディナーでお気に入りのスイーツとともにリベンジを、と心に決めた。
お店情報|ティンカーベル
- 店名:ティンカーベル
- 住所:東京都品川区南品川(青物横丁駅近く)
- 音楽:昔懐かしい洋楽ポップス(例:クリストファー・クロス、シンプリー・レッド)
- インテリア:山小屋風の昔ながらの洋食店。外光とのコントラストが強い
- 食器:店名ロゴ入りの白い皿。使い込まれた風合いに味がある
- ホール:女性スタッフがテキパキと気配りよく動いており、活気がある
- キッチン:ガチャガチャと音が聞こえるほど忙しそうな様子


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