日本人墓地にお参り、美術館、ソ連資料館、バレエ、そしてさよなら!

2005-11-11 21:14:52 | 旅行

ここ何日か雨が続いていたが、最後の日は上がってくれた。劇場は地震のときも倒れなかったそうで、日本人労働者たちは強制労働にも関わらず手を抜かなかったんだねーという話になっているそうだ。その頃の人々の苦労は想像を絶する。ということで、お墓と記念碑があるそうなので、お参りに行く。墓場って国によって色々違っていて面白い。街に帰ってきて美術館へ。西洋の絵のコピーとかが飾ってあって色々考えさせられる。一点豪華主義みたいな美術館もあるし、何にもないところもあるし。しかし、私の大好きなカンディンスキーは本物が2枚あった。もとソ連だしね。と、ここまでは文化に対する姿勢を見せていただいて、やはり自分の目的はスザニ。素晴らしいものがてんこ盛になっていて見ごたえあった。本当に精緻できれいな素晴らしい刺繍の数々。

時間が中途半端に余ったので、テレビ塔まで歩いてみることに。途中アライ・バザールに当たる。今まで地方も含めてどこのバザールも商品の内容や値段、巨大さなんか共通することが多かった。だから、ここも似たようなバザールかなと思って入ってみると、またまた予想を覆され全然違うマーケットだった。まず、ジュエリーのお店が沢山並んでいた。奥も綺麗でちょっと高級品が並んでいて、これまた色々新しい発見があって面白かった。

ちょっとアライ・バザールに長居してしまったので急ぐ。この辺のエリアに来てみてよかった。タシケントのほかの部分と全く違う印象を受けた。高級ホテルがいくつかあるせいか、ちとハイソな感じ。テレビ塔もかなりでかいので、ずーっと見えているのだが、なかなか近づかない。やっと16時30分くらい着く。抑圧犠牲者の博物館にちょっと興味があった。で、川沿いということで行って見ると、まだ17時までちょっと時間があるのに、なんか鍵閉めてる!急いで走って、ガイドを見せて17時までやん!と訴える。仕方ねーなーってな具合で開けてくれた。しかも丁寧に英語で説明をしてくれて近代史の一部分がちょっとわかった。これまた微妙なポジションの博物館である。

丁寧に説明してくれたのはいいが、時間がおしてしまった。バレエは18時に始まるのに、こんな遠い所にいるぞ!急いでバスで帰る。暗くなりかけていて地図も良く見えない。だから、感覚をフルに働かせて走る。本当に追い詰められていると勘が冴える。ぴったり18時前に一番いい道で劇場に到着。くるみ割り人形の可愛いイントロを聞いて幸せ。これまで、音楽は良く聞いているけど、バレエなんて見たことなくて、こんな踊りだったんだーと初めて知った。20時には終わらなくても出なくてはならないと思っていたが、19時45分というベストなタイミングで終わった。なかなか良かった。で、ホテルに戻り荷物をまとめてタクシーで空港へ。タシケントさようならー。

LIKE
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次